製造ストーリー OEM story

より良い製品は日々のコミュニケーションから生まれる

私たちが重要視しているのは何よりもお客様とのコミュニケーション。ただお客様の要望通り製造するだけでなく、実際に自社で製造しているからこそわかる
化粧品製造におけるノウハウ・注意点や開発部門での日々の研究をもとに、より良い製品に向けてアイデアを実現しようとする風土・体制があります。

Episode1

何度でもチャレンジすることで満足のいくパックができました

あるお客様から固めのピールオフパックを作ってほしいとのご依頼がありました。初めは美肌パックとして使用し、剥がすときに角栓など皮膚の汚れを除去する商品の開発だったのですが、思いのほか剥がす手ごたえが心地よかったので、さらにパックを固くし、剥がす手ごたえを重視した商品を作ることになりました。しかし、撹拌そのものが難しいという課題が発生。何度も製造手順を改良しながら特殊な製造方法を確立し、無事商品化、量産もすることができました。何度も試作・改良を繰り返しながら、お客様とより良いものを作っていく…これが私たちの強みだと思います。

Episode2

オリジナル原料を開発してブランド作りをサポート

ハチミツを販売されている会社様から、自社のハチミツを高配合した化粧品を提案して欲しいとのご依頼がありました。ハチミツを高配合する処方設計は難しく、なかなか理想の使用感に近づけることができなかったのですが、原料メーカー様と共に、支給のハチミツを使用した発酵液を開発し、提案させていただきました。独自の原料のためINCI名称も取得し、メーカー様のハチミツを利用したオリジナルの原料を作り上げることができました。化粧品の水の部分を発酵液に置き換えることにより、すべての成分が美容液成分で構成されましたし、自社のハチミツを高配合したいというご希望にも沿うことができました。当初はクリームのみのお話でしたが、最終的には一つのブランドとして他の製品も製造させていただくことになりました。

Episode3

特殊容器への充填もトライし続けて成功

ある家電メーカー様から開発中の美顔器用の化粧水の開発依頼がありました。処方も特殊でしたが容器はさらに特殊で、充填口が5mm程度しかない上に容器自体も変形し、内容量が一定しないという非常に充填作業が難しい商品でした。しかし、ここで諦めるのではなく、コストとお客様の理想のバランスが取れたデザインや充填方法を何度も話し合い、最終的には専用のノズルや専用の治具を試行錯誤しながら手作りすることで何とか生産することができました。「機械ができない」で諦めず、手作りでもなんでもトライしてみる姿勢が良い結果を生んだと思っています。

Episode4

異業種参入への不安に対してプロならではのアドバイス

化粧品メーカーとしてのご経験がなかった異業種のお客様がいらっしゃいましたが、化粧品の製造知識や薬機法など私たちからもアドバイスをさせていただき、数年かけて化粧品メーカーに成長されました。今でも色々なご相談をお受けし、多数の製品を世に生み出すことができています。化粧品製造のプロとしてお客様からも頼られる存在であることが私たちの喜びでもあります。

Episode5

商品ストップの危機に素早く対応するフットワークの軽さ

某理美容系のメーカー様より、「理美容室の業務用に販売していた商品について、製造委託先から供給をストップされてしまった」と相談がありました。理美容室では一度他社商品に切り替えられてしまうと自社商品を使っていただくように戻すことがなかなか難しいため、在庫切れまでの短期間の間に供給して欲しいという要望を受け、私たちはその商品を早急に研究。処方情報がない中、相談をお受けしてから約2週間の短期間で同様の商品を製造し商品化まで行い、品切れを防ぐことができました。異例とも言える短期間での商品供給にメーカー様からは大変感謝され、今でも長いお付き合いをさせていただいています。

Episode6

1つのヒントから新しい商品カテゴリを作りだす柔軟な開発力

某化粧品メーカー様より、「女性のむだ毛に関する悩みを解決するボディー用商品を開発したい」と依頼がありました。そこで、私たちは女性の体毛(むだ毛)の発毛原理を調査し、男性向けの頭髪脱毛を改善する成分が女性のむだ毛抑制に効果があることに着目。さらに、お客様は女性の肌悩みを解決したいという強い思いをお持ちだったことから、ただむだ毛抑制の効果のある商品にするのではなく、むだ毛抑制成分を含んだ状態でオイルと化粧水の2層型ボディローションとすることで、むだ毛抑制だけでなく肌の状態を整える効果も実現する商品が生まれました。お客様の思いと私たちのバラエティ豊かな商品開発の経験が活きたことで、商品の大ヒットはもちろんボディケア商品の中で一つの「抑毛商品」というカテゴリーを作る結果に繋がりました。

Episode7

NO.1ヒット商品を作り出したトラブルからの復活

他社で製造委託されていた某化粧品メーカー様より、「製造メーカー様とのトラブルにより商品の供給がストップしてしまったため、同じピーリング剤を製造して欲しい」と依頼がありました。そこで、同じ中身を開発して市場投入した結果、その商品はカテゴリー内でNo.1のヒット商品となり、現在もロングセラーで販売されています。

Episode8

他とは違うオリジナル性を重視したから生まれたストーリー

某会員制販売の化粧品メーカー様より、「自社オリジナルの成分で他社商品との差別化を図りたい」と相談がありました。このような場合、製造メーカーと原料メーカーが共同で商品開発していくことがより良い商品を生み出すことに繋がります。そこで、私たちは技術提携をしている原料メーカー様と共に、お客様の商品にマッチしたオリジナルの混合植物エキスと発酵液を開発。特許も取得することでお客様のオリジナル成分を生み出しました。開発したオリジナル成分をお客様の全化粧品に配合してリニューアルしたところ大ヒット。今現在も引き続き多くのご注文をいただいております。

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